下腹部と尻がぶつかり合い、肉の音が強く響くほど強く。

【菫】
「んくぅ、んんっ……んっ……! いぁぁ……!」


菫の身体が上下するたびに俺の目の前で髪が振り乱され、汗の甘い匂いと、塩素の匂いが混じった学生特有の匂いが漂う。

【海人】
「いい匂いだ……菫……汗臭くて……塩素臭くて……」


【菫】
「いやぁぁ……まっ、また匂いなんて嗅いで……くぅぅ……」


鼻を首筋に擦りつけると、身体を艶めかしくくねらせ、まるで誘惑するような動きを見せる。
上下するたびに、露出した胸が扇情的に上下に揺れ、それもまた俺を誘い、もっと激しい行為に俺を駆り立てる。

【海人】
「モノ欲しそうにしてるし、揺するだけじゃ飽きそうだしな……今度はこうして……!」


【菫】
「ほ、欲しがってなんか……あふぅぅぅ!!」


亀頭が腸穴直前まで、ペニスを引き抜くと……

【菫】
「ふぁんっ!!」


一気に奥へと貫く。

【菫】
「くぅぅ!」


そして、また亀頭を引き抜く。
中の粘膜を引きずり出し、それをまた戻すような肉竿の動きを繰り返した。

【菫】
「ふぁんっ……くぅ……ああんっ……!」


【海人】
「っ……」


その度に俺の脳天に吐息が零れてきそうな、甘い刺激が直撃し、それとは反対に菫は痛みを感じる。
痛みと快感の相反するふたつの反応が、興奮を掻き立て、俺の一刺し、一刺しをより強い刺激へと変化させた。

【菫】
「激しく……激しくしないでぇ……! ふぁんっ!」


【海人】
「っ……ずいぶん馴染んできたな、声……甘くなってきてるぞ?」


【菫】
「そんな声……そんな声だしてな………あふんっ!」


【海人】
「説得力ないぞ……くぅ!」


【菫】
「ぐぅ……はぁんっ!」


アナルへの挿抜に慣れてきたのか、苦痛の色が混じりつつも、菫の口からは甘い声が漏れるようになっていた。
だが……

【菫】
「んっ……ぐぅ! あふっ! んんっ……くぅぅ!」


痛みと甘声。菫の口から吐き出す声は、一定の周期で切り替わっているように聞こえた。