集落から離れた場所にある小屋。
ここはどんな音がしようと――ほかの家にまでは届かない。
【菜々子】
「はっ、んっ、ふ――ふぁ、あ、んあっ、あ、ううっ――」
下から容赦なく突き上げられ、菜々子は全身を揺らしながら襲い来る快楽に耐えていた。
感じたくなかった。
こんな――むりやりやらされている行為に快楽を感じていると思われたくなかった。
【男】 「もっと腰を振りたまえ」
下の男が乱暴に尻を叩く。
【菜々子】 「はっ――はい、んっ、ふ、う、ぐっ、んっ、あ、あっ――」
求めに応じ、腰の動きを早める。
早く果ててくれさえすればすぐに終われるのに――
【菜々子】 「んぁ、あ、ふっ、ふぁ、んうっ――こ、これで、いいですか……あふっ――」
【男】 「ああ――いいぞ」
また尻を叩かれる。
みじめで涙が出そうになる。
【菜々子】 「は、あ、んぁ、あ、んぅ……っふ、ふぁ、あ、ああっ――」
【男】 「――菜々子、咥えろ」
醜悪な肉塊を眼前に突き出され、菜々子は顔を背けた。
だがすぐに髪を掴まれ、乱暴に振り向かされてしまう。
【菜々子】 「んうっ――ん、ふ、んむっ、ふぁ、あ、んぐ……っ――」
肉棒が口の中へ押し込まれ、下からの突き上げも合って否応なしに刺激を与える事になってしまう。
【男】 「――しかし、貴方もひどい事をしますね」
下の男が嗤う。
【男】 「――なに、こいつはこれでしか稼げませんからな」
【菜々子】 「んぐっ――」
菜々子は極力何も考えないようにした。
そうすれば、何も無いまま全てが終わる。
【菜々子】 「んっ、む、んうっ、ふ……ふぁ、は、あっ、んあっ――」
男の肉棒が膣内を往復する。
別の男の肉棒が口内を蹂躙する。
菜々子は一切抵抗できなかった。
ただこうして身を任せていれば、少なくとも暴力は振るわれない。
――その代わり、心はぼろ雑巾のようになっていた。
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